目標タイムは願望だけで決めず、長めの練習で余裕を持って維持できたペース、大会の制限時間、コース条件から考えます。一定ペースの計算は出発点であり、実際にはスタート、給水、トイレ、坂道の時間も必要です。

平均ペースの計算

目標時間を42.195kmで割ると、1kmあたりの平均時間が出ます。たとえば5時間なら、単純平均は1km約7分07秒です。ただし、号砲からスタートラインまでのロスや停止時間は含まれません。

5kmごとの表を作る

1kmごとの数字を追い続けるより、5kmごとの目標通過時刻を用意すると全体を把握しやすくなります。表には次を加えます。

  • スタートライン通過の遅れ
  • 給水・給食で使う時間
  • トイレの余裕
  • 上り坂や混雑区間
  • 関門閉鎖時刻

制限時間ぎりぎりの計画では、小さな遅れを取り戻そうとして無理をしやすくなります。

前半を速くし過ぎない

混雑が解けるとペースを上げたくなりますが、前半の貯金が後半の余裕になるとは限りません。長い練習で再現できた体感を基準にし、序盤は呼吸とフォームを確認します。

A・B・Cの3目標を持つ

  • A:条件がよいときの挑戦目標
  • B:練習から見た現実的な目標
  • C:安全に完走する目標

暑さ、雨、風、体調によって当日BやCへ切り替えると、数字に固執しにくくなります。体調異常がある場合は目標より中止・救護を優先してください。

よくある質問

練習より本番は速く走れますか?

応援や集団で速くなることはありますが、気象や混雑で遅くなることもあります。期待値ではなく、再現性のある練習ペースを基準にします。

GPSウォッチの距離が42.195kmを超えるのはなぜですか?

コース取りや測位誤差で表示距離は変わります。公式距離表示と経過時間も併用してください。

参考情報

  • 出場大会の制限時間、関門、コース高低差を公式情報で確認すること。