当日の食事と補給に、全員共通の正解量はありません。体格、走行時間、発汗量、気温、胃腸の強さで必要量は変わります。大切なのは、一般的な目安を本番で初めて試さず、練習で自分に合う方法を確認することです。
朝食は「食べ慣れている」が最優先
主食を中心に、普段から問題なく食べられる内容を選びます。脂質や食物繊維が多い料理、刺激の強い物は、人によって胃腸の負担になります。
食べる時刻は、スタートまでの移動とトイレ時間から逆算します。早朝で十分に食べられない人は、長めの練習日に同じ起床時刻と朝食を試し、分けて取る方法も検討します。
ホテルの朝食開始が遅い場合に備え、前日に用意できる店や客室設備を確認しましょう。
補給食は3つの相性を試す
- 味や食感が長時間でも受け入れられるか
- 走りながら開封・携帯できるか
- 水と一緒に取って胃腸に問題がないか
大会の給食だけに頼る場合は、提供地点と内容を公式サイトで確認します。食べ慣れない物や品切れに備え、必要な物は自分で携帯します。カフェイン入りなど特定成分を含む商品は、体質や摂取状況に注意してください。
給水は少な過ぎにも多過ぎにも注意
暑い環境では水分と塩分が失われ、熱中症の危険が高まります。一方、長時間にわたり水を無理に大量摂取すると、低ナトリウム血症につながる危険があります。
「すべての給水所で必ず同じ量」ではなく、のどの渇き、発汗、天候、走行時間を見ながら適宜補給します。主催者の案内や医療スタッフの指示がある場合は従ってください。
練習前後に体重を測ると、自分がどの程度汗をかくかを知る材料になります。日本スポーツ協会は、暑熱環境の運動では環境に応じた強度調整、休憩、水分・塩分補給を案内しています。
大会前に作る補給メモ
給水・給食地点をコース図に記し、自分で持つ物と大会で受け取る物を分けます。補給時刻を厳密に固定するより、「この区間で体調を確認する」という目印を作ると変化へ対応しやすくなります。
吐き気、意識の異常、胸の痛みなどがある場合は補給だけで解決しようとせず、競技を止めて救護を求めてください。
よくある質問
朝食はスタート何時間前に食べますか?
消化や移動時間には個人差があります。普段の練習で試した時刻を基準にし、大会当日に大きく変えないことが大切です。
給水所では毎回飲んだほうがよいですか?
必要量は条件によって異なります。のどの渇きや体調に応じ、過不足を避けて補給してください。