「制限時間7時間なら、1kmを約10分で進めばよい」。計算上はそうでも、実際の大会ではスタート待ち、給水、トイレ、坂道で時間を使います。完走可能性を考えるには、制限時間だけでなく途中関門とコースも一緒に読みます。
制限時間はどこから計るのか
大会記録には、号砲からゴールまでのグロスタイムと、自分がスタートラインを通過してからのネットタイムがあります。制限時間や関門がどちらを基準にするかは大会規定によります。
後方ブロックでは号砲からスタートラインまで時間がかかることがあります。大会要項に「号砲基準」「最終ランナー通過後」などの記載がないか確認してください。
関門は平均ペースだけでは通過できないことがある
関門は交通規制や大会運営のため、コース途中に設けられる締切です。全体制限時間に間に合うペースでも、前半の関門が厳しければ止められる場合があります。
確認表には次を記入します。
- 関門の距離
- 閉鎖時刻
- 号砲から使える時間
- その地点までに必要な平均ペース
- 自分の到着目標時刻
目標は締切ぴったりではなく、給水や混雑を考えた余裕を持たせます。関門通過後に急にペースを上げる計画より、前半を抑えながら一定の余裕を保つ計画が現実的です。
高低差図は「高さ」と「場所」を見る
標高差の数字だけでは負担を判断できません。短く急な坂、緩やかでも長い上り、30km以降の上りでは難しさが違います。縦軸が強調された図では坂が実際より急に見えることもあるため、目盛りも確認します。
橋や立体交差の細かなアップダウン、海沿いの風、折り返しの多さもペースへ影響します。コース紹介と交通規制図を合わせて見ると、道幅が変わる場所も想像できます。
完走計画に入れたい時間
- スタートライン通過までのロス
- 給水所での減速
- トイレ待ち
- 上り坂で落ちるペース
- 終盤の疲労
練習の最速ペースではなく、長く維持できたペースを基準にします。5kmごとの通過目標を作り、速すぎる前半を防ぎましょう。
よくある質問
関門に間に合わないとどうなりますか?
大会係員の指示に従って競技を中止し、収容車などで移動するのが一般的です。運用は大会ごとに異なります。
ネットタイムが制限内なら完走になりますか?
大会規定によります。公式記録や関門判定がグロスタイム基準の場合もあるため、募集要項を確認してください。
参考情報
- 出場する大会の募集要項、競技規則、コース高低差図を一次情報として確認すること。